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年金の目次

定年退職を迎えると、会社を辞めて年金生活に入る人、継続雇用や、再就職でしばらく働く人など、定年後の生活は様々だと思います。

しかし、定年後の生活の資金は公的年金です。

ここでは手続き方法や、年金の仕組みを説明します。

下記関連リンクはそれぞれを説明しています

1,年金記録の確認

2,老齢年金の受給資格について知る

3,老齢基礎年金の繰り上げ支給と繰り下げ支給の検討

4,年金を請求する手続き

退職準備として、年金の申告関係を時系列で示します

年金手帳の確認       (退職するまでに行うこと)

・退職する前に会社に年金手帳の有無を確認しておきましょう。

・年金事務所で厚生年金の加入歴の確認と、年金額の試算。

退職後14日以内に種別変更 (扶養家族が60歳未満)

自分だけではなく、扶養家族の配偶者が60歳未満の場合、配偶者について国民年金の「種別変更」の届け出を行い、国民年金に加入する。

この変更を行わないと、年金受給時に必要な資格期間(10年)を満たせなくなったり、病気やケガで障害を負った時に障害年金が降りなくなることもあります。

厚生年金の請求手続き    (年金を請求できる年齢に行う)

必要な物

①年金請求書 (日本年金機構から本人宛に送付される。届かないときには年金事務所でもらう)

②本人・配偶者の年金手帳・基礎年金番号通知書

③戸籍謄本  (請求できる年齢になってから交付を受ける)

④世帯全員の住民票 (請求できる年齢になってから交付を受ける)

年金請求者に加給年金対象となる配偶者が居るとき、配偶者の課税(非課税)証明書。

⑥雇用保険被保険者証 (雇用保険に加入した事がある場合に必要。雇用保険被保険者証とは、「雇用保険に加入した際に発行される証明書」であり、会社を退職する際に受け取るものです。 転職をすると入社手続きの際に雇用保険被保険者証の提出を求められます。
7年以内であれば再交付可能。

⑦貯金通帳 (本人名義)

⑧年金証書 (本人又は配偶者が年金を受けているとき)

⑨印鑑

⑩マイナンバーカード
 もしくはマイナンバー通知カード + 運転免許証 等

手続き先

会社の所在地を管理する、年金事務所
 厚生年金に加入している場合には、厚生年金基金、又は企業年金連合会にも請求を行う。

 

年金証書到着  (年金請求から2~3ヶ月)

年金証書が到着すれば手続きは完了。

年金証書到着後から1~2ヶ月後に年金が振り込まれる。
雇用保険からの失業給付を受給中は年金の振込はない

扶養親族等申告書を提出 (毎年11月)

日本年金機構から送付されてくる「扶養親族等申告書」を提出する。

手続き先

 日本年金機構に返送 

現況届の提出  (毎年の誕生日)

日本年金機構から「現況届」が送付されてきた場合のみ、誕生月の末日までに提出。

手続き先

 日本年金機構に返送

年金請求書を提出     (65歳の誕生日)

日本年金機構から送付される「年金請求書」を提出する

これにより、65歳以降の老齢基礎年金・老齢厚生年金 を請求したことになる。

手続き先

 日本年金機構に返送