if 文の書き方
if分の書式
if 条件式:
処理
ifに続いて半角スペースを挟み、条件式を指定します。
条件式の後ろには「:」(コロン)を記述します。
次に処理部分は、ifの次の行にインデント(字下げ)した上で、条件が成立した場合に実行したい処理コードを記述します。
インデントは一般的に半角スペース4つをコードの先頭に挿入する。
(スペースは2つの場合もあり)
「Tab」キーを押すと半角4つが挿入されます
インデントされたコードは Python の場合、条件成立する場合に実行したい処理とみなされます。
もしもインデント無しで「if」と同じ位置からコードを書き始めると、「if」文とは別の処理コードとみなされ、条件の成立、不成立に関わらず実行されます
処理のブロック
コードを厳格に区切る書き方はPythonの大きな特徴
インデントで区切られたコードのまとまりは「ブロック」と呼ばれます。
ブロックはインデント(文字下げ)から始まりま、インデントが戻ると終了します。
ブロックには複数のコードを記述が可能です
ブロックの中には他のブロクを含めて階層的にすることも可能です。
条件式の基礎と比較演算子
条件の記述には「比較演算子」を使います。
書式は
値1 比較演算子 値2
比較演算子の種類
比較演算子 | 比較の方法 |
== | 左辺と右辺が等しいか |
!= | 左辺と右辺が等しくないか |
> | 左辺が右辺よりも大きいか |
>= | 左辺が右辺以上か |
< | 左辺が右辺よりも小さいか |
<= | 左辺が右辺以下か |
上記の結果から得られる判定結果は
成立した場合「True」 成立しない場合「False」
が得られます
上記の比較演算子の両側には、半角スペースが有っても無くて問題はありません。
ifの書式4パターン
Aパターン
if 条件式:
条件成立時に実行する処理
条件式――――¬
条件成立↓ ↓条件不成立
処理実施 何もしない
Bパターン
if 条件式:
条件成立時に実行する処理
else:
条件不成立時に実行する処理
条件式――――¬
条件成立↓ ↓条件不成立
処理1 処理2
「if」の条件式と同じ位置に「else」を記述し、ifブロックの条件が成立する場合の処理を記述します。
Cパターン
if 条件式1:
条件成立時に実行する処理
elif 条件式2:
条件2成立時に実行する処理
elif 条件式3:
条件3成立時に実行する処理 :
:
else:
条件不成立時に実行する処理
条件式1――――¬
条件成立↓ 条件式2――――¬
処理1 条件成立↓ 条件式3―――――¬
処理2 条件成立↓ |
処理3 条件不成立↓
条件不成立時に実行する処理
複数の条件に応じて異なる処理を実行し、どの条件にも成立しない場合にも指定した処理を実行したい時に使う書式です。
ifの後の条件式には「elif」を用いて記述する。
各判定は上から順に行われ、成立した時点で、そのelif以下のブロックの処理が実施されます。
どの条件にも成立しなければ「else」ブロックが処理されます。
Dパターン
if 条件式1:
条件成立時に実行する処理
elif 条件式2:
条件2成立時に実行する処理
elif 条件式3:
条件3成立時に実行する処理 :
:
条件式1――――¬
条件成立↓ 条件式2――――¬
処理1 条件成立↓ 条件式3―――――¬
処理2 条件成立↓ |
処理3 条件不成立↓
何もしない
複数の条件に応じて異なる処理を実行し、どの条件にも成立しない場合に、処理を何も実行しない時に使う書式です。
ifの後の条件式には「elif」を用いて記述する。
各判定は上から順に行われ、どの条件にも成立しなければ何もせず「else」ブロックの記述もしない。